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私から、旧代表取締役社長KNへ送ったメール

 

 

From: Miki [mailto:miki@jig-inc.com]
Sent: Wednesday, December 26, 2007 8:36 AM
To: KN
Cc: 't-masayama@scskk.com'; 'h-nakahara@scskk.com'
Subject: 今回の件について

 

 

 

 

KN様

 

こんばんわ。

 

今回、NさんやKNさんに、今回の一連の内容を問いただしたのは、

中島様が申されるような言いがかりなどではございません。

 

ステムセルサイエンスという会社に縁あって携わる事になり、真摯な姿勢で取り組んでおりました。

 

勿論、株主説明会でも申し上げたように、中島様とステムセルサイエンスの将来を信じ、

14億円と言う投資してくださっていた株主の方々の期待に答え、IPOという目標のために、

糖尿病治療の普及に努めるべく努力いたしておりました。

 

又、同時に来年、計画しているIPOのために、今までのステムセルサイエンスの履歴を紐解き、

更に、それらを踏まえた上で、ステムセルサイエンスの問題点、及び短所として、

なぜ、ステムセルサイエンスが倒産寸前まで落ち込むような状態になったのかを

完璧に把握する必要があり、税理士・公認会計士・弁護士などと検証しておりました。

 

その過程で、中島さんが今年夏に行ったhMADS細胞のプレゼンテーションが

法に触れる内容になるのではないかと言う問題が浮上し、更に、hMADS細胞が効果がないと判明しながら

ニース大学に正式なクレームを提出するわけでもなく、更にプレスリリースを行い、(メディアに出演し)

効果が期待できない内容である研究開発に、盲目的に投資金を投入するという行動は、

株主から株主訴訟を行われる可能性を否定できない内容であり、又、今年の夏に行った投資金集めの為の

プレゼンテーションに書かれている臨床についての内容が偽証であり、資金集めに失敗したとは申しても、

もし、それが、事実であれば、未遂であっても法に触れる可能性があり、わたくしどもが、

これらの内容の行為があった事を認知しながら中島様と中原様に、問いただすことを行わなければ、

後日、この事実が判明したときに、わたくしどもさえも、法に抵触すると言われかねず、問いただした次第です。

あくまでも、法に触れる内容が存在するかも知れない内容を認知した以上、

社会的責任において問い正すという行為が社会常識であり、又、それを、被害者になりうる可能性のある

株主に説明しなくてはならない責任が発生すると、弁護士と相談の結果、判断した次第です。

 

私どもにしても、現在、糖尿病治療を病院へ導入する為に動いており、ステムセルサイエンスに糖尿病を導入したという内容も

踏まえ、当社にとっても、マイナス要因であり、このような汚点を作りたくないと言う気持ちは、当然、ございますが、

かと申しましても、中原さんがおっしゃるように、≪見て見ない振り≫は、法的に考えても、出来るはずも無く、

社会的な責任からも問いただした次第です。

 

それを、言いがかりのような言い方をされるのは、当てはまらないのではないでしょうか?

 

実際に、今回のお話しを中島様から始めていただいたときに、私は、帝国ホテル内で、中島様に、

 

  • いくらの借金が存在するのか?

  • 他に、大きな問題を抱えていないの?

 

をお尋ねしました。(この2点は、M&Aを行う上で、大切な要素です。

 

何故なら、当社の糖尿病技術は、当社にとってもメインの技術であり、その技術を問題を抱えている会社への

導入は希望していなかったからです。

 

その為、中島様のご提案のように、株式との交換という内容は受け入れたとしても、将来的に問題になるような

内容をお持ちの会社では、お断りしなくてはならないと判断したからです。

 

しかし、その時点で、中島様は、『なにも、問題がない。』とおっしゃっておりましたので、

信頼のおける五條先生の紹介という事もあり、お話しをお受けすることにいたしました。

 

ですから、当然、支払いに関しても、支払い先・支払い金額を調査後にお支払いすると言うことは、

何度も、何度も、中島様に申し上げてまいりました。

 

その結果、支払先に、論文が捏造されていた。とご存じのはずのhMADSが含まれており、疑問点を持ちました。 

  

又、同時に、急いで支払って欲しいと、言われていた、ウラハマという会社の契約書が存在しないと言う話を

耳にし、驚いて尋ねると、契約書があるとか無いとか、答えが変わり、(いったい、どうなっているの??????)

という内容に拍車がかかり、弁護士・公認会計士などに、相談いたしました。

 

結果、

 

『M&Aで一番恐いのは、後から後から、契約書の無い支払先や、意味不明の借金などの存在であり、

常識的に考えて、500万と言う金額を契約書も無く、業者が行うという事は考えられない。』

 

と言われてしまいました。

 

驚いて、ウラハマの方にも確認しましたが、やはり、契約書が無いと言われました。

 

言いがかりを付けているといわれますが、契約書の存在しない500万円や論文の捏造が告発された為に研究を止めたはずの

hMadsの研究費用2100万円ほどなど、なぜ、支払う必要があるのかと、疑問を持たざるおえない内容が噴出し、

不信感を持ちました。

 

そんな時、、取締役会より、いただいたプレゼンテーションの書面の中に、五條先生が法に触れるような文面を見つけた次第です。

 

資金集めなどの書面には、不確かな内容を入れることが出来ないと言う、初歩的な事実を中島様がご存じないはずも無く、

もし、出来るはずも無い内容を記載し、お金を集めた場合、それが、詐欺などの法に抵触することは、研究者ならずとも

誰でも知っていることです。

 

例えば、当社が、糖尿病の治療が成功していないのに、成功しているからという内容でベンチャーキャピタルから資金を集めたら、

それは、法に触れるのは当然なことです。

 

そのような内容が書面になり、取締役会で提出されたのであれば、それを問いただすのは、当然なことではないでしょうか?

それを、言いがかりをつけていると言われるのであれば、例えば、当社が、、糖尿病の治療が成功していないのに、

成功しているからという内容でベンチャーキャピタルから資金を集め、『それは、法に触れますよ。』と、助言してくれた方に

『言いがかりをつけている。』と言うのと、同じことであり、誰が、考えても、社会常識・社会的観念からは、かけ離れています。

 

それとも、このような重大な内容を認知しても、中原様のおっしゃる内容のように、

 

『臨床を行い利益がでれば問題がない。』

 

という意識を持ち、社会的常識と懸け離れた行為が行われていても、沈黙を守っていればよかったのでしょうか?

 

少なくとも、わたくしどもには、そのような事はできませんでした。

 

32のベンチャーキャピタル等から14億と言う投資を受けながら、社会的な責任はお座成りにされ、

正当な行動を行ったものに対しては、『言いがかりである!』と口にする。

 

これら一連の内容が、ステムセルサイエンスではなく、中島様個人が行っている行動であれば、

問題なかったかもしれませんが、少なくとも、IPOを目指すステムセルサイエンスという企業体においては、

間違った行為がなされていたのであれば、当然、問いただし、原因を解明し、誤る必要性が存在する部分に付いては、

株主に謝るという姿勢が必要になります。

 

それが、ステムセルサイエンスの為であり、又、中島様など株主様たちのためであると考えております。

 

私達の使命は、この企業体であるステムセルサイエンスという会社を建て直し、

IPOを行い、被害者になりうる可能性のある投資をしてしまった株主には、事情を説明し

その分の投資に関して、返金をする必要があるのであれば、返金をし、全く、汚点のない真っ白な状態で、

ステムセルサイエンスに導入した糖尿病の普及と上場(リバースマージャー)にむけ努力し、

又、同時に、患者の為の細胞移植治療を普及することにあると考えています。

 

昨日のミーテイングで、中原さんは、株主説明会にて、監査役として、

『誤解のあるプレゼンテーション』

を行ったことなどを誤っていただけると約束なさってくださいました。

 

どうぞ、中島様も株主に対して誤る必要性のある内容は、正直に誤っていただきたいと切望いたしております。

 

以前、中島様は帝国ホテルにおいて、品田様・村井様の面前にて、私に嘘を申されました。

 

(中島様から、私に対して、『そーせいとステムセルサイエンスの持ち株を1円にて販売する。』と

申していたにもかかわらず、『そんな事、一言もいっていませんよ。』と、申された件です。)

 

この嘘については、中島様が認め、誤ってくださいましたがその時の内容とは、異なり、

今回の件は、法に触れる可能性が否定できない内容であり、社会的な責任を考えれば、

その時のように誤る必要のある部分は誤り、至公至平な態度で、行動していただきたいと願っております。

 

わたくしは、最初にお会いしたときにお伺いした中島様の細胞移植治療に対する情熱を信じておりますし、

改めるべき事は改め、誤解を受けるようなプレゼンテーションを行ったのであれば、訂正し、

株主に対し至心な態度で誤り、又、意思の疎通が上手に出来なくなってしまった、私どもの関係も

修復すべきではないでしょうか?

 

ご存知のように、五條先生は、大変、真っ直ぐな性格の方であり、嘘や偽りなどが許せないタイプの

本当に信頼のおける方であるということは、中島様も充分ご存知のはずです。

 

このような形で、争うような形になってしまいましたが、どうぞ、五條先生への信頼は、

今後も継続していただけますよう心からお願いもうしあげます。

 

私も五條先生も、そして中島様も患者の為に細胞移植治療の普及を心から願う同志であり

このような争いを行っている時間はありません。

 

この時間も、患者は苦しみ亡くなっています。

 

実際に、中島様から、一昨日頂いたお電話では、中島様は、このときのプレゼンテーションに

臨床可能な状態であると記載したことを、『誤解のある書き方をしたのは、間違っていた。』

と、申されておりましたので、私は、その時点で、この件に関しては、解決したと考えておりました。

その事を、私は、電話の後に中原様や五條先生に伝えてもおります。

 

人生は長いです。

勿論、その事実は、私よりも中島様のほうが熟知していることでしょうが、本当に、些細な問題で、

修復方法を間違い、長い間、自責の念にかられ後悔を引きずる場合があります。

 

五條先生も中島様も、そしてわたしも、悪い人間ではありません。

 

どうぞ、これらの事を心に置かれ、このミスコミュニケーションの為に起きてしまった誤解を

一日も早く解きほぐすよう判断していただけますようお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

Ryan美紀

 

 

 

 

 

 

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